ディアブロ商会

オーブ連合首長国の都心に近くにある種命学園。

この種命学園は、ナチュラルとコーディネイターが学園内で一諸に勉強している。といっても混乱を防ぐためクラスは別別でナチュラルはN科、

コーディネイター(C科)などナチュラルとコーディネイターの差を考えた、学園長の配慮である。

ここいらのマンション群は種命学園に近くしかもスーパーやデパートもあるので、

種命学園の25%の学園生が住んでいるがその多くは寮代わりに使っている。

春が終ろうとしていた頃で最近に少しづつ暑くなってきて、そろそろ期末試験が近づいてきたが今のところまったく関係ない人達がいた。

そのとあるマンションの一室。

「早くしないと遅刻しますわよ〜」

玄関からラクスは奥にいる男性に問いかけた。

「ちょっと待ってよ〜」

奥からネクタイを結びながら出て来た。

「キラ?ネクタイが・・・」

ラクスがキラのネクタイが結び直した。

「あっ ありがとう」

「いえいえ 将来は毎日結ぶはめになるので・・・」

ラクスはそつぶやきながらネクタイを結び直して、キラの顔を見た。

一方キラはラクスにそうつぶやかれて顔が赤くんなっていた。

すると、奥からラクスのそっくりさんが出て来た。

「お姉さま、お兄さま、そんなに見つめ合ってますと遅刻しますわよ?」

といわれキラが更に顔を赤くしながらロボット口調で答えた。

「ラ ラクス、そろそろ い 行こうか?」

ラクスはキラの腕にラクスの腕を通して

「そうですわね。」

ミーアが後からプチプンプン的な顔をしていいたが

「あの〜お兄さま?」

キラはきょとんとした顔でミーアを見つめた。

「どーかした?ミーア?」

するとキラとラクスは立ち止ってキラはミーアを見ていたら、

ミーアはちょっと顔を赤くしてもじもじしながら

「いいえ、ただ、情報科の授業でわからないかしょがあったので」

ラクスはきょとんとしているがキラがほほえみながら

「うん。わかった。生徒会の仕事が終って、帰ったら教えるから、それでいい」

ミーアは落ついた表状で荅えた。

「は、はい、それでいいですわ!ではお夕飯作って待っていますわ」

ラクスはキラとミーヤの間を見て軽く執妬としたのか、

キラと組んだ腕を少し強引にひっぱりながら

「キラ! 遅刻しますわよ。!今日は朝令があるので代本の確認があるのですよ!」

キラは慌てふためいきながら

「ちょっと、わかったからもうちょっとゆっくりね、ね?」


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「会長?ちょっとよろしいですか?」

ラクスは、手短にあった書類をまとめるとカガリに静かに問いかけた。

「なんだ?ラクス、キラとなんかあたのか?」

やる気なしの顔から出た言葉にラクスはどうようしながら・・・

「い、いえ違いますわ。キラの事ではなくて、明日の生徒会会儀を欠席させていただきたくて・・・」

カガリはにやけた顔でラクスに近ずいて、顔も近ずけた。

「ほーら!やっぱりキラとだろ?やっぱりデートか〜?」

「い、いえ違いますわ!お父さまとの会食ですわ。最近会っていませんでしたので、お父さまも心配しているので」

かがりは羨しそうにラクスにちゃちゃをいれてきた。

「まぁあ〜キラと同居していますから、キラも同席しますわ。」

カガリはためいきをつくと、ドワが開いて男性が入いって来た.

「カガリ!ラクスいる?」

キラだった。

「おぅ。いるぞ!」

キラが来るとラクスは笑顔になる。

「聞いたぞ!会儀すっぽかして、デートだろ?親公認の!」

それを聞いてキラとラクスは慌てて・・・

「ちっ違うよ!デートじゃなくて、ただの食事だって!それにミーアも同席するし・・・」

「じゃあ・・・」

その時。生徒会室のドアが開いた。

その奥から、髪が紅くショートの女性と、黒髪の男性が表れた。

「会長?お呼びですか?」

「なんすか〜?俺達に用って?」

「しん!!また・・・そんなくちきいて」

シンが退屈な顔していた・・・

そんな態度をとったシンにルナマリアは慌てて、シンに軽く叱った。

しかし、シンは聞く耳持たず・・・

「あっ キラさん。ラクスさん。いらしてたんてすか・・・」

キラとラクスは、苦笑していた。

ルナは先のような場面を見られて、辱しかった。

勿論。シンはそのような事は気にしていない。

「で・・・用事とはなんですか?」

ルナは改めて、話題を元に戻した。

「あ〜そうだった。実は明日キラとラクスがデート・・・じゃなかった、

おやじさんと食事だから、ルナマリアとシンにかわりにてもらおうかと思ってな。」

「それでしたら、おやすいごようです.」

「で、キラさんとラクスさんは、デートなんですか?」

「いいえ、違いますわ.お父さまが明日の夜にレストランの予約を入れてしまったので、

それに、ミーヤさんも来るので、デートにはなりませんわ。」

「い〜な〜デートなんて羨しいですね〜。私の彼氏は同悽してれば、'デートしなくたっていいだろ'って言うんですよ.」

ルナマリアがグチをもらすとシンはなんにもいわず、ラクスはくすくすわらいながら

「そーですわね!ところでキラ?放課後から自宅てミーアさんに勉強を教える約束では・・・」

「そーだったね。じゃあ、カガリまた明日。」

「おう!」

キラとラクスは生徒会室をあとにした直後に、ルナマリアとシンも生徒会室をあとにした。

生徒会室にカガリしかいなくなると、残っていた仕事にとりかった。

ラクスとキラが帰っている途中に、生徒会室で別れたルナマリアとシンが合流したが、

軽い雑談で終って別れた。

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「ただいま〜」

「ただいま戻りました.」

「お帰りなさいませ、お兄さま。お姉さま。」

ミーアがエプロン姿で迎えた。勿論、キラとラクスは腕を組んでいる。

いざ。出迎えてみると・・・

いつものことだがミーヤは、ミーヤサイドとキララクスサイドのオーラの違いにもはや・・・

「あの〜毎度毎度ピンクのオーラむきだしで帰って来ないででいただけますか?

相手がいないこっちの身にもなってください。」

キラはミーヤの顔を見て、これはマズいと思ったらしくキラはとりあえずどうにかしないと思ったら

腹の虫が鳴きだした。

「ごめんねミーア.じゃあご飯にしよっか?ご飯のあとにわかんないところ教えるから・・・」

「あっはい.それで結搆です。」

キラとラクスは制服のまま、夕飯にした。最初はシラケていたがその空気をミーアが変えた。

「そ〜いえば、お兄さまはクラスでモテてますよね?わたくしのクラスではお兄さまのこと、

しょちゅう聞きにこられて半分困ってますわ。」

「僕よりアスランの方がすごいよ。」

キラの言葉にラクスは口の中にあった物を呑に込んで、横から口を挟んだ。

そのラクスからの横ヤリにキラは驚いていた。

「そう謙遜する必要はありませんわ.キラ?昨年のバレンタインデーはアスランより15個位上回っていましたよね?」

「そーだっけ?」

「そうですわ。」

キラは昨年のバレンタインデーの事を思いだしていた。・・・

「キラ?」

「お兄さま?」

それから、一分位キラが考えていたら・・・

[あっ!]キラは正確な個数を思いだした様だった。

「あっ!!確に60個貰った・・・様な・・・」

するとミーアは余計な事を口走った。

「するとお姉さまには63人の恋のライバルがいるってことですわね?」

ミーアの放った一言にラクスは機嫌を損ねた。その様子を見たキラは、ラクスの機嫌が損ねられた理由を理解した。

「大丈夫だよ。僕はラクス以外興味ないから.」

「キラ。もし裏切ったらジャンクにしますわよ?」

ラクスの放った単語に脳内センサーに反応した。

「ラクス?ひょっとして僕のパソコンの中の動画見たの?」

「はい。少しでキラに近付きたくて・・・そのすみません。勝手に見たりして」

「別にいいよ。」

キラはご飯を食べ終わって水を飲みながら、2人が食べ終わるのを待っている。

一方、ラクスとミーアはその後すぐに食べ終った。

2人が食器を片付け、ラクスがエプロンを身に付けると

「今日はわたくしが洗いますわ。キラはミーアさんの勉強を見てあげてくださいな?」

「うんそーだね。じゃあミーア行こう!」

キラはミーアの後に続いて、ミーアの部屋の入ってとりあえず机に向った。

「どこがわからないの?」

「えっと、ここですわ。」

ミーアはパソコンを起動し、ある論文をキラに見せキラの意見を求めた。

キラはパソコンのディスプレイに表示されている論文を軽く覗いて、読んでみると、

「これって、ハッキングに関する論文だよね・・・」

「はい。ですからお兄様に聞いたのですわ。」

ミーアはにこやかに答えたが、キラは論文を読んでいてミーアの言葉は届いていなかった。

一方のラクスは食器を洗い終わると、ミーアの部屋へと向って行った。

「ところでミーア?なんで僕に・・・?」

「それは勿論。お兄様がハッキング分野がお得意と聞いていましたので・・・」

ミーアは笑顔で返答した。キラは少し驚いていたが、ミーアにアドバイスを送ってから

よおく考えてみると・・・

「ひょっとしてミーア。さっきの事ラクスから聞いたの?」

その時。食器を洗い終わったラクスがミーアの部屋に入って来たのだが場の空気が少し混惑していた。

「どうかなさいました?」

「い いや 別になんでもないよ。」

キラは慌てて表状を変ようとした。

そんなキラをよそにラクスとミーアは他の話題に飛んでいた。

「ところでキラ?明日の食事会に着て行くスーツはありまして?」

どうやら明日の食事会について話ていた様だったがキラはテンパっていて話を聞いていなかった。

キラは再び手をアゴの下に置いた。有無ではない様だが単にしまいなくした様で・・・ラクスは少少呆れていたらしくため息をしながら、

「私のクローゼットの中ですわ。お引越しのさいにおっしゃったではないですか?」

「あっそうだったね。」

「もう。お兄様!!天然キャラにもほどがありすぎますわ。」

ラクスとミーアからひどく言われたが、ここはキラの笑顔で乗り切った。

「まぁあ。明日、私がキラのスーツを整えておきますわ。明日はお父様の車がマンションの玄関で迎えに来てくださるので」

「うん。わかった。そろそろ僕は風呂に入ってくるよ。」

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   第壱部 完